~日記~
2024.11.13(水)曇り
晩、ハナを迎えに実家へ行くと母が上機嫌で迎えてくれる。母の隣でホシが、明日はみんなでおでかけの日だから機嫌がいいのだと教えてくれた。「明日はどこに行くんだっけ?」と聞くと少し考えて大きな声で「柿狩り!」と張り切って答える。そして髪型を少し変えた私をみて、「明日柿狩りだから髪型かえたんでしょ?」とニヤニヤしながら言ってくる。「髪型かえたの分かるの?明日なにをするかちゃんとわかってるんだね!」と母に言うと「そうだよ!全部わかっているんだから」と得意げに答える。忘れている事、忘れていない事、忘れている時、いない時、わかっている事、いない事の境界線が曖昧で、しかも行ったり来たりするから不思議。行ったり来たりしながら進んでいって戻れなくなったのかな。と帰り道、母のことを思っていると、私だって今日、明日と過ぎた時間は戻れないし、わからない事だらけだし、もう結局みんな同じだな。とぼんやり考えながら、体調があまりよくないハナをリュックに担ぎトボトボ歩く。夜遅くに風邪のひきはじめの入り口みたいな感じになり慌てて全身にテルミーをかけ、背中の上部(風門のツボ)とおへその下(関元のツボ)にミニカイロを貼り、湯銭しトロトロに仕上げた卵酒にシナモンをふって飲み、明日に備えて早目に布団に入る。